大阪市は、認知症の方やその家族が気軽に立ち寄ることができ、「安心できる居場所」「地域住民の相互交流」「認知症の正しい理解」を提供できる場所である集う場(認知症カフェ等)の運営・開催に対し、課題解決のための側面的な支援を行うことで普及を促進し、認知症の方の家族の介護負担感の軽減を図り、認知症になっても安心して暮らせるまちづくりを推進しています。
オレンジカフェ 介護家族の会
介護のことで知りたいこと、
聞きたいことを一緒に考えたり勉強したり・・・・
他の人はどうしているか聞いてみたいな・・・
家族の介護をしている人・以前介護をしていた人が
気軽に集まり、話ができ情報交換や勉強会ができる場所です。
やさしいまちづくりを目指し、支えあいができる交流として
関心のある方の参加も募集しています。
みなさまを心よりお待ち申し上げております。
オレンジカフェ昭和館
建物は普通の家です。
昭和をイメージした手作りの内装で、
懐かしい雰囲気があります。
掘りごたつの座卓を囲み、
談笑できる和室も提供できます。
悩みごとの相談や情報交換等、
お友だちの家に遊びに行く感覚でお越しください。
認知症初期集中支援推進事業
高齢者の増加に伴い認知症の方がさらに増加することが見込まれていることを踏まえ、国においては、認知症の方の意思が尊重され、住み慣れた地域のよい環境で自分らしく暮らし続けることができる社会を実現するため、「認知症施策推進総合戦略~認知症高齢者等にやさしい地域づくりに向けて~」(新オレンジプラン)が策定されました。
大阪市においても、新オレンジプランで推進されている早期発見・早期診断・早期支援体制構築のための「認知症初期集中支援事業」を、平成26年度はモデル事業として東淀川区1区で実施し、平成27年度は3区で実施しています。
この2年間の実践・検証を踏まえ、認知症初期集中支援推進事業を受託する地域包括支援センターを各区における認知症支援の拠点と位置付け、初期集中支援をはじめ、若年性認知症の方への支援や地域の認知症対応力向上への取り組みを実施します。
事業概要: 各区1か所の地域包括支援センターに「認知症初期集中支援チーム」を配置し、認知症初期集中支援業務を実施するとともに、「認知症地域支援推進員」を配置し、若年性認知症や支援困難症例への対応や地域の認知症対応力向上等に資する業務を行います。
認知症初期集中支援チーム
複数の専門職が認知症が疑われる方、認知症の方とその家族を訪問(アウトリーチ)し、認知症の専門医による鑑別診断等をふまえて、 観察・評価(アセスメント)を行い、本人や家族支援などの初期の支援を包括的・集中的に行い、自立生活のサポートを行います。
認知症地域支援推進員
若年性認知症や支援困難症例への対応をはじめ、認知症の方ができる限り住み慣れた良い環境で暮らし続けることができるよう、 地域の実情に応じて医療機関、介護サービス事業所や地域の支援機関をつなぐ連携支援や、地域資源構築の企画調整及び 区内の支援機関に向けた認知症対応力向上のための研修や支援等を行います。
「集う場(認知症カフェ等)」の運営・開催の側面的支援
「集う場(認知症カフェ等)」の運営・開催の側面的支援は、大阪市の認知症対策連携強化事業により配置されている認知症連携担当者(認知症地域支援推進員)が行います。
側面的支援の内容
1 情報提供
開設に向けて参考となる実例や認知症支援制度等についての情報収集を行います。
支援対象団体からの相談を受け、必要な情報提供を行います。
2 開催情報の把握・広報周知支援
支援対象団体の申し出等を取りまとめ、大阪市内の「集う場(認知症カフェ等)」の開催状況の把握を行います。
大阪市が「集う場(認知症カフェ等)」を推進していることおよび支援対象団体の「集う場(認知症カフェ等)」開催を広く周知するため、
インターネット上に開催日・開催場所等の掲載を行うサイトを作成します。
3 地域連携支援
支援対象団体と地域の福祉・介護・医療機関との連携のための連絡会の実施など、
「集う場(認知症カフェ等)」の運営・開催を推進するための地域連携支援の取り組みを行います。
4 専門職・相談員等の紹介・派遣
「集う場(認知症カフェ等)」がより効果的なものとなるよう、支援対象団体の求めに応じ、
認知症連携担当者(認知症地域支援推進員)の参加および開催目的に合わせた専門職・相談員の紹介・派遣を行います。